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2024年6月 ドイツの最新採用動向

ドイツの2024年6月最新採用関連トピック

1. EUブルーカードの対象拡大について

2023年8月と11月の法改正により、規制が大幅に緩和されました。それにより、2024年は不足職種あるいは大卒3年未満の場合の年収要件は41,041ユーロ、それ以外の職種の場合でも45,300ユーロまで引き下げられました。(年収要件については毎年見直しあり。)対象職種も大きく広がり、製造業の幹部職なども新たに対象に加わりました。なお、IT職種については3年の実務経験があれば大学卒業を必要としません。2024年6月の改正ではいよいよChancenkarte(ポイントベースのチャンスカード)の付与が始まるとされており、熟練労働者の移民の選択肢はさらに拡大されることとなります。

対象職種一覧 (参考:ドイツ連邦政府資料)

​2. 障がい者雇用について

2024年1月1日より、従業員が20名以上となる企業においては重度障がい者を雇用することが義務付けられることとなりました。また、2023年5月に可決された雇用市場促進法に基づき、重度障がいのある従業員の雇用義務を満たさない雇用主には最高720ユーロの賦課金が課せられます。なお、従業員が60名未満および40名未満の雇用主においては、引き続き特別規制が適用されます。

3. 最低賃金の引き上げについて

2024年1月1日、最低賃金は時給12.00ユーロから12.41ユーロに引き上げられました。これに伴い、ミニジョブの収益基準は520ユーロから538ユーロに増加しています。

2024年1-5月の採用事例

企業

職種

採用された方

備考​

メーカーA社

Sales Assistant

20代日本人女性

限られた予算でワーホリで初めて就労する若手を採用

メーカーB社

Project Manager​

30代日本人男性​

カルチャー・経験が合致する方だったため、
ポジションメイク頂き、日本在住の方を日本から採用​

物流C社

Logistics​

40代​日本人女性

日独英必須のポジションで、経験者が必須だったため
当初予算を見直し予算を上げて採用​

商社D社

購買​・SCM

40代ドイツ人男性​

以前にも日系での就労経験があり、現場の職場移転に伴い転職希望だった方をエリアマッチで採用​

メーカーE社

拠点長​

50代ドイツ人男性​

MD交代に伴いプロダクションマネジメント経験もあるシニアレベルの方を​採用

メーカーF社

Business Development​

30代ドイツ人男性​

パートナーが日本人で日系企業にも興味のあった方をマネジメントポジションで採用​